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領域別情報

腹膜透析(PD)

PDに伴う合併症(感染症)

2 - 1.PD腹膜炎 概要

腹膜炎は、腹膜透析に伴う、しばしば起こる重篤な合併症の1つである。
腹膜炎の発症率は、5%にすぎないが、死にいたることもあり、PD患者の約16%で死亡の直接的な原因や、誘引となりうるものである。
また、重篤な場合や、遷延した場合には、腹膜の構造と機能に変化を及ぼす。腹膜炎はPD離脱の主要原因の一つでもあり、維持血液透析への移行を余儀なくされる場合もある。

原著論文:Philip Kam-Tao Li, et al.Perit Dial Int. 2016; 36(5): 481-508.

 

感染経路

fig

丹野有道、2011、「腹膜透析療法マニュアル」、東京医学社、P189-200

感染経路は外因性と内因性に大別されます。

【外因性】
経カテーテル感染(バッグ交換時のミスで起こるタッチコンタミネーションと呼ばれるものや、カテーテルやバッグの傷から微生物が侵入して起こるケースがある)と傍カテーテル感染(出口部・皮下トンネル感染からの波及)があります。

【内因性】
経腸管感染(虫垂炎,憩室炎,腸管穿孔など)、経腔感染、および血行感染があります。
わが国の腹膜透析(PD)関連腹膜炎の発症頻度は、諸外国に比べると成績が優れていると言われていますが、これはバッグ交換システムの進歩と患者教育の徹底による経カテーテル感染の減少が大きく貢献したものと思われます。その一方で、虫垂炎や憩室炎などから波及した内因性腹膜炎が相対的に増加しているのが最近の特徴であり、治療を行う上で留意する必要があります。

 


PD腹膜炎の臨床症状

発熱 58/64例=90.6%
腹痛 47/64例=73.4%
反跳痛・腹膜刺激症状 21/64例=32.8%
悪心・嘔吐 1/64例=1.6%
下痢 4/64例=6.3%
出口部感染の併存 6/69例=8.7%

※傍カテーテル感染と考えられる腹膜炎:0例

丹野有道、2011、「腹膜透析療法マニュアル」、東京医学社、P189-200

東京慈恵会医科大学病院におけるPD腹膜炎の臨床症状です。排液混濁のほか発熱、腹痛、悪心/嘔吐などが症状の上位になりますが、一方で、腹痛、発熱、悪心/嘔吐を認めない症例も少なくないことから、その診断には留意が必要です。

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