特集

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エキスパート医師からのメッセージ

「全身を診る」ために、様々な領域の勉強を

土谷 健先生
東京女子医科大学 血液浄化療法科 教授

病気の経験から医学の道へ

土谷先生 医学に興味を持ったきっかけは、6~7歳の頃、私がアセトン血性嘔吐症になったことに遡ります。ストレス等で栄養源としてブドウ糖を上手く利用することができなくなり、自分の脂肪組織を栄養源として使うことで分解産物のアセトンなどのケトン体が血中に増えてしまう病気で、食欲が低下し、嘔吐を繰り返します。アセトン血性嘔吐症の治療にはブドウ糖の摂取が有効ですが、経口摂取が困難なほどの嘔吐症状があれば、点滴が必要となります。私が子供の頃は、現在のような点滴はなく、お尻や大腿四頭筋といった大きな筋肉に筋肉注射で、約8時間かけて大量のブドウ糖を点滴していました。この治療は大腿四頭筋拘縮症を引き起こすリスクもありますし、8時間点滴した後、尿中のアセトンをチェックして消えていなければ翌日も治療を行わなければならず、2年間に6回もこの治療を行うことになった私は、子供心に「この医療はひどいな、改善しなければいけないな」と点滴や電解質に興味を持ち、医師を志しました。
 その後、朝鮮戦争でケガをした兵士を救おうと、輸液学は大幅に進歩しました。人間の傷はある程度栄養を摂取しなければ絶対になおりません。きっかけが戦争であったことは皮肉ではありますが、輸液が進化し、中心静脈栄養が出来るようになったことは、医学の基本を支える大きな進歩であり、そこに興味を持ったのが腎臓内科を目指すことにも繋がっています。

 

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