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腹膜透析(PD)概要

9.腹膜透析療法の種類

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CCPD (continuous cyclic peritoneal dialysis)

サイクラー(自動腹膜灌流装置)を使用して夜間8~10時間の間で3~5回の注排液を行い、1サイクルあたり2時間前後の透析液を貯留させた状態で、終了時に最終注液を行ってサイクラーから離れます。

昼間は腹腔内に透析液を長時間貯留した状態で過ごす方法(CCPD type I)と、CAPDと同様に昼間に1~2回のバッグ交換を行う方法(CCPD type Ⅱ)があります。

CCPDの昼間貯留は長時間になるため、ブドウ糖の再及収が多くなり、浸透圧勾配の消失から限外濾過量(除水量)の低下をきたすことに注意する必要があります。

 

NPD (nightly peritoneal dialysis)

夜間8~10時間に、CCPD同様にサイクラーを使用して治療し、終了時に排液をして昼間は腹腔内に透析液を貯留しない方法。

間欠的な方法であるため溶質除去に限界があり、透析不足をきたしやすいです。したがって適応は体格が小さいか、残存腎機能が保たれている患者となります。

 

TPD (tidal peritoneal dialysis)

夜間8~10時間に初回注液量の約半分だけを頻回に注排液し、常に腹腔内に透析液を残した状態とする方法。

1回の交換に要する注排液の時間が半減されるため、限られ時間内で透析効率を上げることが可能です。ただし腹腔内に常に約半量の残液があるため1回あたりの透析効率は低く多量の透析液の交換を要します。

(Pharma Medica Vol.23(suppl.) :腹膜透析up to date、メディカルレビュー社:2005年、 p8-9)