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腹膜透析(PD)概要

7.イコデキストリン透析液

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Mujais S.&Vonesh E.,KI, 2002, Vol.62(suppl81),S17-S22

  • 浸透圧物質としてブドウ糖にかわりイコデキストリンを用いた腹膜透析液
  • 長時間貯留(8~12 時間)による高い除水効果
  • 尿素窒素およびクレアチニンの腹膜透析クリアランスの改善

イコデキストリンの分子は長時間腹腔にとどまるため、持続的な限外濾過を可能とします。腹腔内に注入したイコデキストリンの一部がゆっくりと吸収され代謝されます。 イコデキストリンは腹膜を介して吸収されない(分子量が大きいため)が、リンパ管を介して吸収され、その後は循環血液中に流入し、血清アミラーゼによってマルトースに分解されます。マルトースは全身の細胞内に輸送され、マルターゼによってグルコースに変換され,細胞のエネルギーとして利用されます。それゆえイコデキストリンは、貯留している間は腹膜と血漿中はグルコースに暴露されないという点で、非グルコース透析液です。
(監訳者:木村健二郎ら、2012、「PDハンドブック Steven Guest MD」、東京医学社、P17、P41)

※海外臨床試験を含む承認時までの調査537例(国内44例、海外493例)において、135例(25.1%)に臨床検査値の変動を含む副作用が報告された。主なものは、発疹27例(5.0%)、低血圧17例(3.2%)、高血圧14例(2.6%)、血液浸透圧上昇13例 (2.4%)、脱水10例(1.9%)、浮動性めまい9例(1.7%)、腹痛8例(1.5%)、剥脱性皮膚炎8例(1.5%)、そう痒症8例(1.5%)、低クロール血症4例(0.7%)等であった。


ブドウ糖とイコデキストリンの除水メカニズムの違い

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エクストラニール腹膜透析液 製品情報概要 p25 Baxter社内資料